ホソカワミクロンが今年の高値を更新、日清製粉グループの政策保有株見直しを自社株買いで吸収

■出資関係を一部見直すが業務提携は継続

 ホソカワミクロン<6277>(東証プライム)は3月10日、一段高となり、3040円(125円高)まで上げて今年の高値を更新したあとも3000円台で売買されている。9日の17時前、日清製粉グループ本社<2002>(東証プライム)系の日清エンジニアリング株式会社との業務提携の継続と日清エンジニアリングが所有しているホソカワミクロン株式の一部を自社株買いで取得することを発表し、買い材料視されている。自社株買いは、10日朝に『ToSTNeT-3』(東証の自己株式立会外買付取引)を通じて実施するとした。

 発表によると、日清製粉グループ本社が2022年10月に発表した中期計画の中で、資本効率向上に向けて「政策保有株式については、業務提携や共同事業の強化等の取引関係の構築を踏まえつつ見直しを行い、着実に縮減していく」方針が掲げられ、今般、この方針に従い、出資関係を一部見直すこととした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る