アイリッジ、CAD開発のキャパが開発リソース最適化プラットフォーム「Co-Assign」を導入

■開発プロジェクトの予実の見える化を通じ、生産性向上も目指す

 アイリッジ<3917>(東証グロース)は、製造業・建設業を中心としたCADアプリケーション・設計部門アプリケーションの受託開発を手がけるキャパ(東京都千代田区)が、2月、プロジェクト管理のDXを目的として、開発リソース最適化プラットフォーム「Co-Assign」(コーアサイン)を導入したと発表した。

 キャパでは、約60名のエンジニアのアサイン管理(プロジェクトへの人員割当)を、独自のExcelフォーマットで行ってきたが、ファイル管理の煩雑さと予実管理の精度に課題を感じていた。例えばExcel管理ではリアルタイムでのスタッフの稼働状況が見えにくいことから、最適な人員配置が難しく、予算と実績で5%以上の差が発生することもあった。そのような中で、アサイン管理と予実管理にフォーカスした「Co-Assign」を2022年12月にトライアル導入。その後、ユーザーインターフェースの使いやすさと課題感へのマッチ度を評価し、今年2月に正式導入した。

 「Co-Assign」は、要員の稼働計画を「高い解像度」でチーム内に共有することができるアサイン管理の脱Excelサービスである。同サービスが提供する効果は以下の通りとしている。

(1)要員計画の脱Excel化
 プロジェクトごとの稼働予定を管理し、人軸、プロジェクト軸で切り替えて見ることができる。
(2)受注キャパシティーの拡大
 受注予定案件の要員計画を、月ごと・受注確度ごと集計できる。本当に不足する人材・スキルがわかるため、最適な人材配置を行うことができ、結果、受注キャパシティーが拡大する。
(3)予実管理による粗利率の向上
 進行中のプロジェクトごとに、稼働時間を入力することができる。プロジェクトごとの予実がリアルタイムでチームに共有されるため、粗利率が悪化する前に、対策を取ることが可能。

 アイリッジでは今後も、機能追加や使いやすさの改善を含めた「Co-Assign」のサービス向上を通じて、プロジェクト管理のDXを支援していく予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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