【株式市場】日経平均は7円高、後場は指数連動型の売り散発し一時116円安だが回復し4日ぶりに反発

◆日経平均は2万7229円48銭(7円44銭高)、TOPIXは1960.12ポイント(12.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億4537万株

 3月15日(水)後場の東京株式市場は、前場上げたみずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行・保険株が上げ幅を保って推移し、大手商社、鉄鋼、海運株も午前発表の中国の景気指標などを受けて堅調に推移。鹿島建設<1812>(東証プライム)などの建設株は証券会社から出た投資判断など好感されて高い。日経平均は前引けを30円近く上回る99円高で始まり、14時過ぎからは指数連動型の売りが出たようで116円05銭安(2万7105円99銭)まで軟化したが大引けは持ち直し4日ぶりに反発した。TOPIXも反発した。

 後場は、安永<7271>(東証プライム)が一段と反発幅を広げてストップ高となり次世代半導体素材用の加工具に期待する相場が再燃と切り返し拡大。東海理化<6995>(東証プライム)は14時の業績予想の増額修正発表を受けて一段高。弘電社<1948>(東証スタンダード)は14時に未定だった配当額の発表をけて急伸。三ッ星<5820>(東証スタンダード)は投資ファンドの意向を受けた人事・組織変更を材料視する相場が止まらず4日連続ストップ高。JTP<2488>(東証スタンダード)は最先端AIモデルを活用した新サービス発表で一時急動意。キャンバス<4575>(東証グロース)は研究成果の米国での掲示発表など好感されて一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4537万株(前引けは6億9407万株)、売買代金は2兆9622億円(同1兆4993億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1498(前引けは1579)銘柄、値下がり銘柄数は307(同227)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、保険、鉄鋼、その他金融、建設、海運、倉庫運輸、非鉄金属、パルプ紙、金属製品、繊維製品、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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