【株式市場】日経平均は289円高、3日続伸、後場は不動産株の強さ目立ち材料株への買いも旺盛

◆日経平均は2万7923円37銭(289円71銭高)、TOPIXは1991.85ポイント(15.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4600万株

 4月11日(火)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)が14時にかけて一段ジリ高となり、三井金<5706>(東証プライム)は大引けにかけて一段ジリ高など、前場に続いて日銀新総裁の会見を受けた金利高懸念の後退、円安などが好感される様子となり、三井不<8801>(東証プライム)もジリ高など不動産株も高い。日経平均は前引けと同水準の381円高で始まり、株価指数連動型の買いは一服したようでなだらかに上げ幅を縮めたが大引けも280円高で3日続伸となった。

 後場は、クリナップ<7955>(東証プライム)が一段と上げて年初来の高値に迫り、金利上昇懸念の後退による住宅需要回復など期待。ファイバーゲート<9450>(東証プライム)は電力融通のきく電池への取組など好感され高値更新幅を拡大。川崎地質<4673>(東証スタンダード)はストップ高となり風力発電設備向け調査拡大への期待など言われ2日連続大幅高。北興化学工業<4992>(東証スタンダード)は四半期決算が好感され急出直り。シリコンスタジオ<3907>(東証グロース)も四半期決算が好感されストップ高。アスタリスク<6522>(東証グロース)は「セルフレジ用『人追跡モジュール』」に注目集まりストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4600万株(前引けは4億9198万株)、売買代金は2兆5261億円(同1兆1804億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1385(前引けも1385)銘柄、値下がり銘柄数は365(同354)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けも30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、卸売り、精密機器、非鉄金属、不動産、石油石炭、鉱業、電気機器、ゴム製品、鉄鋼、金属製品、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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