【株式市場】日経平均は159円高、4日続伸、後場も強さ保ち4月4日以来の2万8000円台を回復

◆日経平均は2万8082円70銭(159円33銭高)、TOPIXは2006.92ポイント(15.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億9854万株

 4月12日(水)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)が一段ジリ高となり北米景気の持ち直しや今期業績再拡大期待など言われ、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も一段ジリ高となり、こちらは低PBRからの脱出期待も継続。住友商事<8053>(東証プライム)などの商社も前場上げたまま高値圏で推移し米バフェット氏の保有拡大など連日材料視。日経平均は前引けより3円高い176円高で始まり、強もみあいを続けて大引け間際に前場の高値を抜き198円09銭高(2万8121円46銭)まで上伸し、大引けは4日続伸となった。

 後場は、ダイキン工業<6367>(東証プライム)が一段高となり、中国大陸からの「黄砂」飛来を受けてエアコンや空気清浄機に連想が波及の様子。ティムコ<7501>(東証スタンダード)は大きく出直り、業績拡大期待に加え同社初のフィッシングエリア併設の直営店の4月15日開業に期待高揚。大運<9363>(東証スタンダード)と櫻島埠頭<9353>(東証スタンダード)はストップ高となり大阪でのカジノ統合リゾート(IR)構想を政府が認可の見込みとの報道を受け関連株人気が再燃。tripla<5136>(東証グロース)は問い合わせに自動回答するホテル業界向けAIチャットボットなど期待され証券会社の投資判断も出て急伸。

 4月12日新規上場のispace<9348>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上がる場合の本日上限値段の585円(公開価格254円の2.3倍)で買い気配のままとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億9854万株(前引けは4億7686万株)、売買代金は2兆4386億円(同1兆1472億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1324(前引けは1388)銘柄、値下がり銘柄数は433(同386)銘柄。

 東証33業種別指数は31業種(前引けは30業種)が値上がりし、海運、卸売り、鉄鋼、鉱業、機械、その他金融、化学、ゴム製品、パルプ紙、サービス、保険、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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