テックファームHDが高値を更新、「ChatGPTで営業向け新サービス」開始から一段高

■今期黒字化を想定、収益の進ちょく率高く通期業績に上振れ観測

 テックファームホールディングス(テックファームHD)<3625>(東証グロース)は4月13日の後場寄り後に10%高の720円(67円高)前後で売買され、2日続けて大きく上げ、年初来の高値に進んでいる。「ChatGPTで見込み客の心理分析から対応方策を提案~営業向け新サービスを提供開始~」と4月4日に発表し、以後、高下しながら一段高となっている。

 発表によると、この新サービスは、ChatGPTが新規見込み客の心理状況やニーズを分析し、アポイント依頼メールやトークスクリプトの作成など、その後の対応方法まで指南する新サービスで、4月4日から提供開始した。反響は上々の様子だ。

 第2四半期の連結決算(2022年6~12月・累計)は2月10日に発表済みで、売上高が前年同期比30.6%増加するなど好調だった。今6月期の連結業績予想は売上高を62億円(前期比12.3%増)とし、各利益は黒字転換を見込む。営業利益は2.0億円の黒字を見込むが、第2四半期までで1.85億円の黒字を達成しており、今6月期は予想を上回る期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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