【株式市場】日経平均は398円高、年初来の高値を更新、日銀の姿勢を受け後場一段高

◆日経平均は2万8856円44銭(398円76銭高)、TOPIXは2057.48ポイント(24.97ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加して15億8744万株

 4月28日(金)後場の東京株式市場は、前場上げたソニーG<6758>(東証プライム)などがやや値を消し気味に始まったが、13時前に日銀は金融政策決定会合で長短金利操作などの異次元緩和策を維持と伝えられ、三菱地所<8802>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)などが再び上値を追った。ソニーGも再び一段高。一方、大手銀行株は13時頃から大きく値を消したが、株価指数ベースでは上げの勢いが強くなった。日経平均は次第高となり、大引けにかけて421円56銭高(2万8879円24銭)まで上げ、取引時間中、終値とも年初来高値を更新した。

 後場は、3月決算と自社株買いを発表したにもかかわらず下げていた日立製作所<6501>(東証プライム)と富士通<6702>(東証プライム)が一段と持ち直し、シダー<2435>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感されて一段と上げストップ高。カンロ<2216>(東証スタンダード)は13時の四半期決算発表が好感されて一段高。テクノロジーズ<5248>(東証グロース)は4月締めの第1四半期決算に期待とされて一段高。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)は14時発表の業務提携が好感されて急伸し一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して15億8744万株(前引けは6億8662万株)、売買代金は3兆7751億円(同1兆6410億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1659(前引けは1553)銘柄、値下がり銘柄数は155(同243)銘柄。

 東証33業種別指数は銀行を除く32業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、機械、輸送用機器、倉庫運輸、保険、パルプ紙、空運、不動産、建設、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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