【株式市場】日経平均は250円高、後場一段と強含み終値でも1年8か月ぶり3万円台

◆日経平均は3万93円59銭(250円60銭高)、TOPIXは2133.61ポイント(6.43ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億2804万株

 5月17日(水)後場の東京株式市場は、日経平均の前場3万円乗せを受けて一服・小休止の予想はあったが、ファーストリテ<9983>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)などが一段高で始まり、株価指数連動型の買いが入ったとみられ、先高観が優勢の様子。アドバンテスト<6857>(東証プライム)や日東電工<6988>(東証プライム)なども一段ジリ高。JR西日本<9021>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)も一段ジリ高となり、鹿島<1812>(東証プライム)や王子HD<3861>(東証プライム)なども一段と値上がりした。日経平均は前引けを40円上回る246円高で始まり、14時過ぎに272円33銭高(3万115円32銭)まで上げ、大引けも3万円台を保ち、5日続伸。終値で2021年9月28日以来、1年8カ月ぶりの3万円台に進んだ。

 後場は、朝から買い気配のままストップ高で推移してきたクオールホールディングス<3034>(東証プライム)が14時半過ぎに売買成立し、第一三共<4568>(東証プライム)グループ企業の株式取得・子会社化を好感。フォスター電機<6794>(東証プライム)は一段ジリ高で3日続伸となり決算発表後の下げを奪回。ヤマザキ<6147>(東証スタンダード)は後場寄り後から急伸しホンダ系自部品企業との提携を好感。プライム・ストラテジー<5250>(東証スタンダード)は複数代表制への移行など材料視され一段高。朝ストップ高のブランジスタ<6176>(東証グロース)は前引けにかけてダレたが中間決算への評価再燃とされ盛り返して再びストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億2804万株(前引けは7億1566万株)、売買代金は3兆3542億円(同1兆6040億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は758(前引けは801)銘柄、値下がり銘柄数は1007(同925)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは18業種)が値上がりし、パルプ紙、空運、保険、陸運、銀行、情報通信、その他製品、サービス、証券商品先物、小売り、建設、繊維製品、などが上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る