【株式市場】日経平均は314円安、反落、後場はホテル株が強く大幅増益銘柄も高い

◆日経平均は2万6775円79銭(314円97銭安)、TOPIXは1879.56ポイント(18.63ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億5721万株

 10月17日(月)後場の東京株式市場は、ロシア軍がベラルーシに駐留し始めたことでウクライナ侵攻に新たな動きが出る懸念などが言われ、前場上げたリオープン(経済再活発化)関連株のなかでJR東海<9022>(東証プライム)や高島屋<8233>(東証プライム)などが一進一退となった一方、ロイヤルホテル<9713>(東証スタンダード)などのホテル株は一部を除いて一段と上げた。また、前場安かったアドバンテ<6857>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)は次第に値を戻し、任天堂<7974>(東証プライム)も次第に持ち直した。日経平均は334円安で始まり、ほとんど動きのないまま横ばいで推移し、大引けも下げ幅300円台で反落となった。

 後場は、RPAホールディングス<6572>(東証プライム)やテラスカイ<3915>(東証プライム)が第2四半期決算など材料視されて一段と上げ、BEENOS<3328>(東証プライム)は「越境EC」円安で再脚光を浴び2年で8割増との報道など材料視され終盤に一段高。No.1<3562>(東証スタンダード)は第2四半期決算など材料視されて終盤に再びストップ高。大黒屋ホールディングス<6993>(東証スタンダード)はインバウンド消費への期待などで一段高。バリュエンスホールディングス<9270>(東証グロース)は今期も大幅増益予想の8月決算など好感され一段水準を上げて推移。

 東証プライム市場の出来高概算は10億5721万株(前引けは5億4463万株)、売買代金は2兆4239億円(同1兆2533億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は384(前引けは342)銘柄、値下がり銘柄数は1390(同1440)銘柄。

 一方、東証33業種別指数は3業種(前引けも3業種)の値上がりにとどまり、海運、空運、陸運、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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