楽天グループが出直る、公募増資の発行価格決定、「ファイナンス明け」を先取る

■払込日を経て調達資金の活用などに期待高まる可能性

 楽天グループ<4755>(東証プライム)は5月25日、反発基調で始まり、取引開始後は3%高の602円(18円高)まで上げて出直る相場となっている。5月16日に発表した公募増資と第三者割当増資の発行価格などについて、24日の17時に1株566円に決定したことなどを発表し、「ファイナンス明け」に向けた期待を先取る雰囲気となっている。

 公募増資と第三者割当増資の払込日は5月31日で、資金調達額は最大2942億円規模になる見込み。増資を発表する銘柄は、新株発行にともなう株式需給のゆるみ(ダイリューション)がともなうため、増資発表の直後は株価が軟化するケースが多い。その後、発行価格の決定、払い込みを経て、次第に調達資金の活用効果などへの期待が高まる相場に移行する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る