JPホールディングスは「異次元の少子化対策」への期待など強く一段と出直る

■バイリンガル保育園や独自の教育プログラムなどでさらに差別化

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は5月25日、続伸基調で始まり、一段と出直りを試しながら354円(11円高)まで上げ、このところの出直り相場で高値に進んでいる。保育園運営の最大手で、前3月期の連結決算は経常利益や純利益などが最高を更新した。首相が6月中にも発表とされる「異次元の少子化対策」への期待があるほか、5月18日に開催した3月決算の説明会では、今期・2024年3月期の連結業績予想を保守的に見積もっている印象が強いとの調査筋の受け止め方も出ている。

 今3月期の連結業績予想は売上高を前期比2.5%増の363.9億円とし、経常利益は同2.6%増の38.4億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.5%減の24.9億円を見込む。中期的には、バイリンガル保育園の拡充や自律性を促す幼児教育プログラムなどでさらに差別化を進めるほか、新規事業として人手不足が続く業界への人材派遣事業やフード・給食関連事業などへの進出を進める。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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