【株式市場】日経平均は94円高、4日続伸、後場は半導体・精密株の一角株など高いがTOPIXは小反落

◆日経平均は3万1328円16銭(94円62銭高)、TOPIXは2159.22ポイント(1.43ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億1540万株

 5月30日(火)後場の東京株式市場は、為替の円安が一服したにもかかわらずトヨタ<7203>(東証プライム)が徐々に強含んで次第に上げ幅を広げ、前場は一服模様だった半導体株もアドバンテスト<6857>(東証プライム)などは一段と強含んだ。ソニーG<6758>(東証プライム)も一段ジリ高。海外資金の流入が再燃との見方。大手商社株の中では丸紅<8002>(東証プライム)が高値を更新。日経平均は前引けとほぼ同じ117円安で始まり、13時頃から小高くなり、14時過ぎに前場の高値を抜いて141円29銭高(3万1374円83銭)まで上げ、大引けも堅調で4日続伸。2日続けて1990年以来の高値を更新した。一方、TOPIXは軟調で小反落となった。

 後場は、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)や日本電子<6951>(東証プライム)が半導体株買いの再燃を受けて一段と上げ、ソシオネクストは上場来の高値を連日更新。元旦ビューティ工業<5935>(東証スタンダード)は寄り後に一段と上げ朝の立会外での自社株買いによる需給改善など好感。ヤマシナ<5955>(東証スタンダード)は独立系半導体商社へのM&A発表から連日大幅高を続け一気に2018年以来の高値。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1540万株(前引けは5億2840万株)、売買代金は3兆195億円(同1兆4813億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は574(前引けは287)銘柄、値下がり銘柄数は1197(同1484)銘柄。

 東証33業種別指数は7業種(前引けは3業種)が値上がりし、鉄鋼、精密機器、その他製品、輸送用機器、電力ガス、電気機器、卸売り、が上げた。HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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