【株式市場】日経平均は351円安、円高など受け半導体株が総じて下げ鉄鋼、造船なども軟調

◆日経平均は3万976円54銭(351円62銭安)、TOPIXは2137.87ポイント(21.35ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億5272万株

 5月31日(水)前場の東京株式市場は、円高などを受けて半導体関連株が一部を除いて下げ、ここ活況高だった大手商社株も全般軟化し、鉄鋼、造船なども軟調に推移。半面、みずほFG<8411>(東証プライム)などのメガバンクは堅調で、財務省、金融庁、日銀が30日に国際情勢などの情報交換会合を開いたと伝えられたことなど材料視され、日野自<7205>(東証プライム)は三菱ふそうとの経営統合で値上がり率1位。日経平均は271円安で始まり、午前10時にかけて399円28銭安(3万928円88銭)まで下押したが、前引けにかけては底堅かった。

 HEROZ<4382>(東証プライム)が活況高となり『ChatGPT』による「次世代型コンタクトセンター」プロジェクト始動など好感。アサヒグループホールディングス<2502>(東証プライム)は野村証券が目標株価を従来比900円高の6600円に引き上げたと伝えられ出直り拡大。エヌリンクス<6578>(東証スタンダード)は「流通株式時価総額」の適合に向け「株価」に注力としたことなど歓迎され急伸。トーラス・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)はAIによる電力節減ソリューションなどに注目集まり急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は6億5272万株、売買代金は1兆7770億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は224銘柄、値下がり銘柄数は1567銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は、銀行、のみとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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