【株式市場】円安など受け日経平均は朝方に511円高まで上げたあとも値を保ち大幅に続伸基調

株式

◆日経平均は2万9164円95銭(435円07銭高)、TOPIXは1983.55ポイント(28.00ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億771万株

 3月26日(金)前場の東京株式市場は、米国の新型コロナワクチン接種目標拡大方針や円安などを受け、トヨタ自<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)などが高く始まり、景気敏感の鉄鋼株や海運株も続伸基調となった。日経平均は取引開始後まもなく510円86銭高(2万9240円74銭)まで上げ、前引けも上げ幅400円台を保った。

 横浜ゴム<5101>(東1)などのタイヤ株が証券会社の投資判断や円安を受けて軒並み高くなり、米金利上昇傾向を受けて第一生命HD<8750>(東1)や銀行株も高い。バイク王&C<3377>(東2)2輪車の高速料金を割引く方針との報道などを受け活況高。GMOメディア<6180>(東マ)はブロックチェーンを活用したスマートコントラクト技術に関連する特許取得などが材料視されて急伸。スパンクリート<5277>(JQS)東急建設<1720>(東1)との合弁会社設立提携が注目され一時ストップ高。

 新規上場のイー・ロジット<9327>(JQS)は9時59分に公開価格1500円を33%上回る1995円で初値がつき、その後2075円まで上げ、前引けは1900円。ブロードマインド<7343>(東マ)は買い気配のまま公開価格810円を78%上回る1444円の買い気配。まだ初値はついていない。

 東証1部の出来高概算は6億771万株、売買代金は1兆2507億円。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は1734銘柄、値下がり銘柄数は372銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、ゴム製品、パルプ紙、輸送用機器、海運、不動産、などが高い。(HC)

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