【株式市場】日経平均は521円高、米利上げ中止説など好感され連日高値、北米景気関連株中心に上げる

◆日経平均は3万2045円83銭(521円61銭高)、TOPIXは2211.88ポイント(29.18ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり7億3042万株

 6月5日(月)前場の東京株式市場は、米国の6月利上げ中止観測やNYダウ急伸700ドル高などが好感され、北米地域での収益の割合の高い自動車、建機、機械株などが軒並み高となり、ホンダ<7267>(東証プライム)やコマツは<6301>(東証プライム)高値を更新。また、低PBR銘柄への買いも強く、日本製鉄<5401>(東証プライム)や東レ<3402>(東証プライム)など活況高。サウジの原油追加減産を受けて石油資源開発<1662>(東証プライム)なども上げ、住友鉱<5713>(東証プライム)などの資源株は出直り拡大。日経平均は339円高で始まり、次第高を続けて午前11時過ぎに556円43銭高(3万2080円65銭)まで上げ、前引けも上げ幅を維持。1990年以降の高値を2日連続更新した。

 ユーザーローカル<3984>(東証プライム)が一段高で高値を更新し、6月決算の上振れ期待に加え、同社のAIチャットボットを導入した京王電鉄<9008>(東証プライム)について大手産業紙が「京王の本気」と伝えたため注目再燃の見方も。前澤工業<6489>(東証スタンダード)も高値を更新し上下水道関連設備の大手で台風2号による豪雨と災害を受け連想買い波及の見方。フィーチャ<4052>(東証グロース)は独ボッシュとの提携が好感され気配値のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億3042万株、売買代金は1兆8918億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1571銘柄、値下がり銘柄数は223銘柄。

 東証33業種別指数は電力ガスを除く32業種が値上がりし、繊維製品、機械、鉱業、海運、輸送用機器、鉄鋼、卸売り、石油石炭、非鉄金属、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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