【株式市場】前場の日経平均は529円安、好決算株は高いが中東情勢に警戒感

◆日経平均は3万1786円78銭(529円21銭安)、TOPIXは2279.29ポイント(29.46ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億6030万株

 10月16日(月)前場の東京株式市場は、イスラエルに対しイランが「警告」したとされ、中東情勢の緊迫が拡大する可能性に連想が及び、株価指数連動型の売りが頻発したもようで全般は大幅安となった。中で、原油相場の上げを受けてINPEX<1605>(東証プライム)などは逆行高。四半期決算が好調だったローソン<2651>(東証プライム)、良品計画<7453>(東証プライム)、アステナHD<8095>(東証プライム)は活況高。銀行株もしっかり。日経平均は332円安で始まり、数分で下げ幅600円に達し、一進一退のあと午前11時に644円88銭安(3万1671円11銭)まで下押したが、前引けは100円超持ち直した。

 サインポスト<3996>(東証プライム)が前日比変わらずを一日含めると6日ぶりの上げとなって大きく出直り第2四半期の収益大幅改善など好感。東京衡機<7719>(東証スタンダード)も第2四半期の大幅増益が好感され急伸。ポエック<9264>(東証スタンダード)やラストワンマイル<9252>(東証グロース)は8月決算と今期予想など好感され急伸。メタリアル<6182>(東証グロース)も四半期決算が好感され出直り急。

 東証プライム市場の出来高概算は6億6030万株、売買代金は1兆6906億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1584銘柄、値下がり銘柄数は225銘柄。(HC)

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、鉱業、石油石炭、パルプ紙、の3業種にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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