【株式市場】日経平均は693円高、米景気回復への期待など強く33年ぶりの高値を連日更新

◆日経平均は3万2217円43銭(693円21銭高)、TOPIXは2219.79ポイント(37.09ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億7600万株

 6月5日(月)後場の東京株式市場は、引き続き米景気回復への期待などが強い中で、前場上げた鉄鋼株や大手商社などは高値もみあいに転じた一方、信越化学<4063>(東証プライム)は一段ジリ高など半導体株の中に一段高の銘柄がみられ、JR東日本<9020>(東証プライム)なども一段と強含み、ファナック<6954>(東証プライム)なども一段ジリ高となった。日経平均は558円高で始まり、順調にジリ高傾向を続け、大引けは693円21銭高で高値引け。終値で1990年以降の高値を2日連続更新した。

 ブラス<2424>(東証プライム)はハウスウエディング回復予想やIBJ<6071>(東証プライム)による同業への資本参加で思惑含みとされ前場急伸したまま高値圏で推移。HEROZ<4382>(東証プライム)はNTTグループなどとの生成AI新サービス開発共同プロジェクトへの期待などで一段高。アクセルマーク<3624>(東証グロース)はNFT関連の新サービスで大引けまでストップ高、アクリート<4395>(東証グロース)は声紋認証新サービスが材料視されて大引けまでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億7600万株(前引けは7億3042万株)、売買代金は3兆8712億円(同1兆8918億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1625(前引けは1571)銘柄、値下がり銘柄数は164(同223)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けと同じく電力ガスを除く32業種が値上がりし、値上がり率上位は、機械、海運、繊維製品、鉱業、鉄鋼、電気機器、輸送用機器、石油石炭、卸売り、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る