【株式市場】日経平均は5日ぶりに反落し467円安、直近4日間で1700円上げたため一服の印象

◆日経平均は3万2039円34銭(467円44銭安)、TOPIXは2215.01ポイント(21.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し8億1943万株

 6月7日(水)前場の東京株式市場は、朝方にNY株の反発と円安などを受けて4日連続33年ぶりの高値を更新したが、ほどなく日経平均の先物に大口の売りが現れたとされ、日経平均は取引開始直後の201円75銭高(3万2708円53銭)を上値に値を消し始め、午前10時過ぎに一時514円20銭安(3万1992円58銭)まで下押した。中で、水素エネ政策関連の岩谷産業<8088>(東証プライム)やトクヤマ<4043>(東証プライム)などは活況高。個別材料株も個々に高い。日経平均の前引けは5日ぶり反落模様だが、直近4日間で1700円の上げからは小反落となった。

 JNSホールディングス<3627>(東証プライム)がストップ高の3日連続大幅高となり子会社ネオスによるAIチャットボットの連携新展開など連日好感。フィーチャ<4052>(東証グロース)は3日連続ストップ高となり独ボッシュとの提携を連日好感。キャンバス<4575>(東証グロース)は抗がん剤候補物質の特許など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1943万株、売買代金は2兆2950億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は743銘柄、値下がり銘柄数は988銘柄。

 東証33業種別指数は4業種が値上がりし、ゴム製品、石油石炭、空運、証券商品先物、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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