キヤノンは一段高で始まる、矢継ぎ早の自社株買いが好感され2018年以来の3700円台に進む

■6月12日に満額終了した自社株買いに続き15日さらなる買いを発表

 キヤノン<7751>(東証プライム)は6月16日、一段高で始まり、取引開始後は4%高の3772.0円(162.0円高)まで上げ、2018年6月以来の3700円台に進んでいる。6月12日に満額終了した自己株式の取得(自社株買い)に続き、15日の15時にさらなる自社株買いを発表し、矢継ぎ早の自社株買いが好感されている。

 6月12日に終了した自社株買いは、当初、2023年5月18日から同年8月1日までの予定で開始してきたが、6月12日、500億円を上限とす予算をほぼ満額投入したため終了と発表した。これに続き、6月15日の15時に新たな自社株買いを発表し、取得期間は2023年6月16日から同年8月21日、取得上限1600万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.6%)、取得総額500億円で行うとした。株主還元への積極姿勢がうかがえる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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