アイネットが再び一段高、業績回復や増配・優待への期待強く3日ぶりに年初来の高値を更新

■株主優待、これまでの1000株以上から100株以上に緩和

 アイネット<9600>(東証プライム)は6月16日、再び上値を追う相場となり、取引開始後は6%高の1610円(97円高)まで上げて3日ぶりに年初来の高値を更新し、2021年3月以来の1600円台に進んでいる。今期・2024年3月期の年間配当を1株当たり52円(前期比4円の増配)とするほか、この9月末から株主優待の拡充も行う予定。前期決算を発表した5月初旬から階段状の上げ相場となっており、勢いがある中で再び買いが活発化する相場となっている。

 23年3月期の連結業績は売上高が最高を更新した一方、各利益は助成金収入の反動減や固定資産の除却損などがあり減益だった。しかし、今期は売上高を7.7%増、営業利益を29%増、純利益は50%増と予想し、急回復を見込む。また、株主優待は、これまで保有株数1000株以上の株主を対象としてきたが、24年9月末の株主から100株以上の保有で優待を受けられるようになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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