【狙い場・買い場】エンバイオHDは上放れの可能性、今期営業益3.9倍

狙い場・買い場

エンバイオ・ホールディングス<6092>(東マ)は、ミニゴールデンクロスを示現。材料株として注目したい。同社は、土壌汚染対策、機器・薬剤提供、汚染土地活用提案などを行っている。

持分法適用会社を展開する中国では、昨年、工場跡地の再開発に伴う土壌汚染対策に関する通達、土壌汚染に関する調査、リスク評価、修復及びモニタリングのガイドライン、企業の土壌汚染調査・修復のガイドライン(試行)などが公表され、法整備に向けた動きが進んでいることを背景に、土壌汚染対策事業を中心にグループの総合力を活かして、土壌汚染関連機器・資材販売事業やブラウンフィールド活用事業を積極的に展開している。

今2016年3月期第1四半期業績実績は、売上高5億2100万円(前年同期比61.3%増)、営業損益300万円の黒字(同1800万円の赤字)、経常損益200万円の赤字(同2500万円の赤字)、最終損益500万円の赤字(同2000万円の赤字)に着地。

通期業績予想は、売上高26億8400万円(前期比35.6%増)、営業利益2億6800万円(同3.9倍)、経常利益2億6000万円(同5.5倍)、純利益1億7200万円(同14倍)を見込んでいる。

株価は、6月20日に年初来高値1375円と買われた後、1000円を軸にモミ合っている。8月20日に同社子会社のアイ・エス・ソリューションと東京農工大学との共同研究で、シアンを分解する細菌を見つけ出し、単離(微生物単体を取り出すこと)に成功、特許の出願を行っていると発表。今後研究が進めば、シアンの汚染現場に本菌を投入(バイオオーグメンテーション)することで、バイオレメディエーションによるシアンの原位置浄化が確立される可能性を指摘している。期待先行ながらモミ合い上放れとなるか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る