パナソニックHDも高値を更新、PBR倍増方針に加えNY株高や日銀短観の改善も追い風に

■平均株価採用の主力株にも買い活発化の動き

 パナソニックHD(パナソニック ホールディングス)<6752>(東証プライム)は7月3日、後場も一段と強含む相場となり、14時にかけて1792.0円(38.5円高)まで上げて2日ぶりに2018年以来の高値を更新している。米国での電気自動車用電池事業に積極的で、前週末のNY株の全面高により米国の景気回復期待が再燃したこと、NY市場で上げたこと、さらに、3日朝発表の日銀短観が7四半期ぶりに改善と伝えられ、国内景気の持ち直しにも期待が出ため、平均株価採用の主力株にも買いが活発化したとみられている。

 固有の期待材料としては、6月27日に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を300円引き上げて1540円に見直したと伝えられた事がある。また、6月下旬の株主総会で社長がこのところ1.1倍前後のPBR(株価純資産倍率)について2倍から3倍を目標に伸ばす意向を示したと伝えられ、期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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