メガバンクが軒並み高値を更新、日銀の「YCC」撤廃予想が根強い様子で日経平均に逆行高

株式市場 銘柄

■みずほFGは7年ぶりの高値、三菱UFJ、三井住友FGは15年ぶり高値

 7月4日の東京株式市場では、メガバンク・大手銀行株が軒並み続伸基調となって高値を更新し、日経平均の390円安などに逆行高となっている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)は1099.0円(13.5円高)まで上げ、2日続けて2008年以来の高値を更新。日銀が7月27、28日に開催する予定の金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)を撤廃するとの予想が市場関係者の間で根強いと見られている。

 三井住友FG(三井住友フィナンシャルグループ)<8316>(東証プライム)は6334円(127円高)まで上げ、日々小幅だが6日続伸基調となり、約4か月ぶりに2008年以来の高値を更新した。みずほFG(みずほフィナンシャルグループ)<8411>(東証プライム)は午前10時半にかけてジリ高を続け、3%高の2263.0円(59.5円高)まで上げて約4か月ぶりに2016年以来の高値を更新している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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