【株式市場】日経平均は330円安、反落、後場は終盤まで弱もみ合いだが銀行、保険などは高い

◆日経平均は3万3422円52銭(330円81銭安)、TOPIXは2306.37ポイント(14.44ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億5559万株

 7月4日(火)後場の東京株式市場は、前場高値に進んだメガバンク3銘柄が一段と上げ、武蔵野銀<8336>(東証プライム)や山梨中央銀<8360>(東証プライム)なども一段高となり、引き続き日銀の金融政策を巡る思惑や憶測があるようで、第一生命HD<8750>(東証プライム)なども一段高となった。一方、不動産株は軟調で、大手商社株も上げ一服模様。JR各社や空運株も軟調。日経平均は3万3400円から3万3500円のゾーンで大引けまでもみあい、4日のNY株式が独立記念日で休場となるためか、大きな動きがないまま前日比で反落した。

 後場は、日東精工<5957>(東証プライム)が中盤一段高となり、引き続き体内溶解性マグネシウム在庁に関する特許に注目集中。キタック<4707>(東証スタンダード)は地質解析へのAI活用に関する報道が材料視され後場は終始買い気配のままストップ高。セキド<9878>(東証スタンダード)は月次売上高が好感されストップ高。上場3日目のジーデップ・アドバンス<5885>(東証スタンダード)、同6日目のエリッツホールディングス<5579>(東証スタンダード)は連日高値。プロ向けマーケットから移籍上場6日めのブリッジコンサルティンググループ<9225>(東証グロース)は2日前の高値に顔合わせ。メディア総研<9242>(東証グロース)はクラウドファンディング会社との提携が好感され急伸。

 新規上場のAeroEdge<7409>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の上限気配の3890円公開価格1690円の2.3倍)だった。

 東証プライム市場の出来高概算は12億5559万株(前引けは7億2072万株)、売買代金は2兆9010億円(同1兆7143億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は650(前引けは622)銘柄、値下がり銘柄数は1107(同1141)銘柄。

 東証33業種別指数は6業種(前引けは8業種)が値上がりし、銀行、保険、海運、証券商品先物、非鉄金属、輸送用機器、その他金融、鉄鋼、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る