【株式市場】日経平均は後場一段と小動きで106円安、材料株など個別に高い

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は2万8676円46銭(106円13銭安)、TOPIXは1977.90ポイント(8.88ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なめで7億7748万株

 12月27日(月)後場の東京株式市場は、12月増配などで前場ジリ高だったキヤノン<7751>(東1)が一進一退に転じ、同じく12月配当で高利回りのブリヂストン<5108>(東1)も強もみあいに転じるなど、積極的な買いは一服の印象になった。トヨタ自<7203>(東1)も強もみあい。日経平均は68円安で始まり、大引け間際まで小動きの範囲で推移し2日続落となった。

 後場は、タムラ製<6738>(東1)が前場から大引けまでストップ高買い気配のまま推移し、世界初の耐圧性能のダイオード開発など材料視。ミタチ産<3321>(東1)は四半期決算など好感され前場急伸したまま高値圏で推移。川上塗料<4616>(東2)は11月決算への期待強まるとされて一段高。アスタリスク<6522>(東マ)は特許を巡る係争の和解が好感され前場から大引けまでストップ高買い気配。シンクレイヤ<1724>(JQS)は増額修正が好感され一段高。

 2銘柄が新規上場となり、アジアクエスト<4261>(東マ)は後場14時過ぎに公開価格2430円の2.3倍の5600円で初値をつけ、その後6320円まで上げたが大引けは5060円。セキュア<4264>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格950円の2.3倍の2185円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は少なめで7億7748万株(前引けは3億7926万株)、売買代金は1兆6686億円(同8443億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は635(前引けは601)銘柄、値下がり銘柄数は1455(同1455)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは9業種)が値上がりし、ゴム製品、その他金融、不動産、倉庫運輸、海運、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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