【株式評論家の視点】モバイルファクトリー2ケタ増益で最高益、株価出直り場面

株式評論家の視点

モバイルファクトリー<3912>(東マ)は、本年3月26日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。モバイルサービス事業を単一事業とし、ソーシャルアプリサービスとコンテンツサービスを提供している。10年以上続けてきたコンテンツサービスにて安定収益を確保し、ソーシャルアプリサービスにて新しいフィールドへ挑戦している。

今2016年12月期・第2四半期業績実績は、売上高8億円、営業利益1億3600万円、経常利益1億2800万円、純利益7500万円に着地。位置ゲームが日本のゲーム市場において拡大、「ステーションメモリーズ!」iOS/Android版好調で、営業利益は第2四半期計画を2300万円上回り順調に推移している。

通期業績予想は、売上高が16億3300万円(前期比6.1%増)、営業利益が2億4100万円(同14.2%増)、経常利益が2億3400万円(同10.3%増)、純利益が1億4700万円(同24.8%増)と連続最高益更新を見込んでいる。

株価は、4月1日につけた上場来の高値3840円から8月25日に上場来の安値1139円と調整を挟んで上昇。公募増資価格の1410円を割り込んだことで悪抜け感が出ている。

豊橋まつりとコラボ、三陸鉄道と復興支援コラボ、東京都主催観光PR応援、由利高原鉄道とのコラボ、鹿島臨海鉄道とのコラボ、全国電鉄23社の”鉄道むすめ”とコラボデジタルスタンプラリー、東武鉄道とのコラボといったO2Oによる地域振興イベントの実績が多数あり、今後も協業を継続して実施することから業績拡大は続く見通し。 目先調整一巡感からある程度のリバウンド相場が見込まれそうだ。(株式評論化・信濃川)

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