【株式市場】日経平均は154円安、朝方の一時445円安から持ち直す、好決算株など高い

◆日経平均は3万2618円88銭(154円14銭安)、TOPIXは2268.10ポイント(8.98ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億5782万株

 7月7日(金)前場の東京株式市場は、NY株の2日続落と円安一服などを受けて自動車、機械、大手商社株などが総じて重く、半導体・電子部品株は京セラ<6971>(東証プライム)など堅調な銘柄もあったが全般は軟調となった。一方、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は中盤から強含んで続伸基調となり、四半期決算が好調だったオンワードHD<8016>(東証プライム)は急伸など、好業績株も個別に活況高。日経平均は322円安で始まり、ほどなく445円12銭安(3万2327円90銭)まで下押したが、その後は持ち直し前引けの下げ幅は150円台にとどまった。

 わらべや日洋ホールディングス<2918>(東証プライム)が一段高となって高値を大きく更新し第1四半期決算の大幅増益と進ちょく率など好感。三井海洋開発<6269>(東証プライム)はグループによる持ち合い強化が言われて2日連続大きく上げ、三ッ星<5820>(東証スタンダード)はホンダの古参自部品メーカー売却を受けて連想が波及し思惑含みとされ2日連続動意急。カルナバイオサイエンス<4572>(東証グロース)は血液がんを対象疾患とする新薬候補の治験に向けた進展や個人投資家向け会社説明会の日程開示が材料視されストップ高。ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は米Meta社の新SNSサービス「Threads(スレッズ)」に関する支援サービス開始に注目集まり一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5782万株、売買代金は1兆8787億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は696銘柄、値下がり銘柄数は1048銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、海運、空運、陸運、その他製品、保険、繊維製品、銀行、食料品、水産農林、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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