7日上場のグリッドは後場も気配値をセリ上げ公開価格2140円の91%高で買い気配(13時現在)

株式市場 IPO 鐘

■AIで電力需給やプラント制御、生産計画、都市計画などに最適解を提供

 7月7日新規上場となったグリッド<5582>(東証グロース)は前場、買い気配のまま初値がつかず、後場も気配値をセリ上げて始まり、13時現在は4095円(公開価格2140円の91%高)で買い気配となっている。まだ初値はついていない。

 AI開発事業を行い、主に「電力・エネルギー分野」、「物流・サプライチェーン分野」、「都市交通・スマートシティ分野」という社会インフラ3分野を対象に、不確実性の高い多数の要素も考慮した上で、AI技術を用いて短時間で最適な計画を提供する計画最適化を事業として展開している。

 計画最適化は電力需給計画、プラント制御、配船計画、生産計画、経営計画、都市計画、空調熱源制御など様々な用途で活用が期待されているが、当社は数理最適化やメタヒューリスティクスの手法に加えて機械学習や強化学習等のAI技術を応用し、各種の計画に適したアルゴリズムを組合せてAIエンジンを開発している。そしてAIエンジンを搭載した業務システムを開発・実装し、運用・サポートまで一貫してサービスを提供している。設立は2009年10月。

 業績見通し(2023年6月期・個別、会社発表)は、売上高を13億50百万円(前期比48.3%増)と見込み、営業利益は1億88百万円(同165.4%増)、当期純利益は1億90百万円(同106.6%増)を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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