ベステラは買い先行の相場、プラント設備メンテナンス企業を子会社化、期待強まる

■水島コンビナートを拠点とするオダコーポレーション、豊富な工事実績

 ベステラ<1433>(東証プライム)は7月24日、買い先行の相場となり、1124円(23円高)まで上げた後も堅調に推移し、出直りを強めている。7月21日の夕方、プラント設備メンテナンス、建設・建物修繕工事、ユニットハウス工事などを行うオダコーポレーション株式会社(岡山市)の100%子会社化を発表し、業容拡大などへの期待が強まっている。株式譲渡実行日は2023年8月1日(予定)。

 オダコーポレーションは、発表によると、1985年の創業以来、水島コンビナートを抱える岡山県倉敷市を拠点として、主に石油精製装置、化学装置など各種プラントの建設及びメンテナンス工事と躯体工事を主力事業として豊富な工事実績があり、その事業内容は高く評価されている。また、その100%子会社である株式会社TOKENはマンションや商業ビル等に対して、大規模修繕事業を展開しており、お客様の立場に立ち、材料や労務費など「すべての工事原価の開示(オープンブック)」を行うなど、適切な修繕工事を提供し、その事業内容は高く評価されている。
 ベステラは、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備に対して、独自の解体特許技術や長年の実績により蓄積してきたノウハウ等により、安全かつ適切で効率的な解体工事を提供し続けることで、企業価値の向上を目指している。主要事業であるプラント解体工事においても、設備の老朽化や経済的陳腐化、さらには社会的要請の高まりが急激に進む脱炭素化(カーボンニュートラル)への対応等により、工場設備の更新、解体の需要が加速度的に増加しており、プラントを含む様々な解体・設備更新ビジネスにおいて互いの事業リソースを組み合わせることで、継続的な両社の発展並びに企業価値の向上に寄与するものと判断した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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