【銘柄診断】粧美堂は3Q決算発表を前に9月期通期業績の上方修正を見直す

銘柄診断

■夏休み入りでインバウンド関連需要も想定

 粧美堂<7819>(東証プライム)は、8月10日に今2023年9月期第3四半期(2022年10月~2023年6月期、3Q)決算の発表を予定しており、これを前に今年5月の今9月期通期業績の上方修正を手掛かりにリオープン(経済活動再開)関連の割り負け修正買いが再燃している。7月22日の関東甲信地方の梅雨明け以降、同社のコアターゲットの若年層の女性の外出機会がさらに増え、夏休み入りでインバウンド関連需要も想定されることから、業績期待も強めフォローの材料視されている。

■9月期通期業績は減益転換が連続増益予想に変わり価格改定効果も

 同社の今9月期通期業績は、今期第2四半期(2022年10月~2023年3月期、2Q)累計決算発表時に上方修正された。期初予想より売り上げを6億円、営業利益、経常利益を各2億5000万円、純利益を1億7000万円引き上げ、売り上げ190億円(前期比10.0%増)、営業利益6億5000万円(同2.4%増)、経常利益6億3000万円(同2.2%増)、純利益3億8000万円(同25.8%減)と見込み、営業利益と経常利益は、期初の減益転換予想が連続増益となるとともに、純利益も、前期に計上した固定資産売却益の一巡で減益転換するが、減益率を縮小させる。

 新型コロナウイルス感染症の収束に伴い同社のコア顧客の若い女性の外出機会も正常化して拡大し、重点販売先の均一ショップやディスカウントストア20社への営業販売を強化し、仕入れ商品から自社企画商品への切り替えを進め、固定費を圧縮することなどが要因となる。また6月1日からカラーコンタクトレンズの販売価格を改定し、円安・ドル高によるコスト上昇を吸収することなども寄与する。8月10日発表予定の今期3Q決算が、この9月期通期予想業績に対してどの程度の進捗をみせるか注目されている。

■PER14倍の割り負け修正で年初来高値奪回から目先調整幅の倍返しも

 株価は、今期業績の上方修正に397円と高値反応し、370円と下ぶれたあと、カラーコンタクトレンズの値上げなどに反応して年初来高値500円まで急伸し、足元では400円台下位を固める調整を続けてきた。PERは14.42倍と東証プライム市場全銘柄平均の15.77倍を下回って割り負けており、年初来高値500円奪回から、目先調整幅の倍返しの600円台へのキャッチアップも見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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