ジャパンエンジンコーポが高値に向けて出直る、上海新拠点や筆頭株主・三菱重工のCO2削減に向けた取組など材料視

■低・脱炭素燃料のアンモニア燃料・水素燃料エンジン実用化に取り組む

 ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は8月2日、続伸基調となり、後場寄り後に一段と強含んで8%高の3985円(310円高)まで上げて約1か月前につけた2008年以来の高値4480円に向けて出直っている。1日付で中国・上海にカスタマーサポートセンターを開設と発表したことや、筆頭株主・三菱重工(三菱重工業)<7011>(東証プライム)のCO2削減に関する取組に注目が集まっている。

 同社は、世界的なCO2削減機運の高まりを受けて低・脱炭素燃料のアンモニア燃料エンジン、水素燃料エンジンの実用化に取り組んでいる。2日は、筆頭株主の三菱重工が同日付で、「『令和5年度・先進的CCS事業(二酸化炭素の分離回収・輸送・貯留)の実施に係る調査』の受託について」を発表、カーボンニュートラルと温室効果ガス削減に向けた取組を推進することを受けて買いにつながったとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る