ラバブルマーケティンググループ、決算期変更にともなう経過期間(今期:7ヵ月間)の業績予想を開示、前年同期間と比べ売上高は15.5%増加の見込み

■決算期末を3月から10月に、下期集中を改善し適正な開⽰しやすく

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は8月2日の15時30分に決算期変更にともなう業績予想の修正を発表した。

 これまでは、「下期に売り上げが集中、⾒通しが⽴てにくく、保守的な投資になり機会損失のリスクが⽣じた」(説明資料)が、決算期の変更後は「上期に売上のピークを迎えることで、着地予測が⽴てやすくなり、積極的な投資が可能になる」(同)。

 これまでの業績予想は、2023年5月に発表した前3月期の決算短信の中で12ヵ月決算を前提に開示していた。一方、同社の収益構造は下期に年間の利益の大半を計上する特性のため、適切な経営計画の策定と決算業務効率の向上を⾏い、業績などの経営情報における適時・適正な開⽰を図るため、事業年度を毎年11⽉1⽇から翌年10⽉31⽇までに変更した。今回、決算期変更にともなう経過期間として2023年10⽉期(今期、23年4⽉1⽇から23年10⽉31⽇までの7ヵ⽉間)の予想を発表した。

 23年10⽉期(今期:7ヵ⽉決算)の連結業績予想は、繁忙期の売り上げ、利益を取り込まない期間に当たり、売上高を10億円(23年5月に開示した3月までの12カ月間を前提とした予想は18億84百万円)、営業利益を3百万円の損失(同81百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は18百万円の損失(同37百万円の利益)とした。

 前年同期間(23年3⽉期の4~10⽉)との比較では、売上高が約15.5%増加し、営業利益は前年同期間の23百万円の損失から3百万円の損失へと大きく改善する見込み。新規受注案件の増加、および既存案件の積み上げ、運⽤⽀援ツールの⼤型顧客の獲得などで増加する計画になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る