川崎汽船が一段高、自社株買いと業績予想の増額修正など好感、高値を更新

■自社株買いは発行株数の4.7%規模、大株主には打診済み

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は8月3日、反発して始まった後次第高となり、取引開始後は5%高の4577円(210円高)まで上げて株式併合と株式分割を調整した相場で2007年以来の高値に進んでいる。2日の15時に第1四半期決算と自己株式の取得(自社株買い)、業績予想(第2四半期、3月通期)の増額修正などを発表し、買い材料視されている。

 自社株買いは、1167万6000株(⾃⼰株式を除く発行済株式総数の4.7%)、600億円を格上限として、東証ToSTNeT-3(⾃⼰株式⽴会外買付取引)及び市場買付を予定。取得期間は2023年8月3日から同年10月31日まで。

 発表では、大株主であるエフィッシモ キャピタル マネージメント ピーティーイー エルティーディー、川崎重工業、みずほ銀行に対し、自社株買いへの協力を打診し、取得する株式の総数に対して概ね各社の現時点での持分割合(株券等保有割合)に相当する数量について取得に応じる意向があることを確認しているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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