ジョイフル本田は減益予想でも増配、自社株買いも好感され下値圏から出直る

業績でみる株価

■今6月期の配当は年間50円(前期比4円増)の予定に

 ジョイフル本田<3191>(東証プライム)は8月3日、取引開始後に3%高の1685円(51円高)まで上げた後も堅調に売買され、下値圏から出直る相場となっている。2日の15時に発表した2023年6月期の決算は各利益とも減益で、今期・24年6月期の予想も各利益を減益の見込みとしたが、配当を両期とも増配とし、自己株式の取得(自社株買い)も発表、好感されている。

 前期・23年6月期の期末配当は、業績、現在の財務状況等を勘案し、1株当たり23円(前期実績比2円の増配)とし、年間では46円(前期実績比4円の増配)とした。今期・24年6月期の配当は、業績の見通し等を勘案し、1株につき4円の増配となる50円(うち中間配当25円)にするとした。

 自社株買いは500万株(自己株式を除く発行済株式総数の7.67%)、50億円各上限として、2023年8月7日から24年3月20日まで東証における市場買付にて行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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