イトーキは再び一段高、第2四半期の営業利益60%増加し最高を更新、通期予想の増額修正、増配も好感

■12月期末配当は従来予想比7円増配し32円の予想に

 イトーキ<7972>(東証プライム)は8月8日、再び一段高の相場となり、17%高の1342円(197円高)まで上げた後も12%高前後で推移し、2007年1月以来の1300円台に進んでいる。7日に発表した2023年12月期・第2四半期連結決算(2023年1~6月・累計)の営業利益、経常利益が各々前年同期比60%増加し、通期業績予想と配当予想の増額修正も発表、好感買いが先行している。

 23年1~6月・累計の連結決算は、売上高が前年同期比7.0%増の681億90百万円で1~6月・累計としての過去最高を更新した。営業利益も同60.2%増の70億2百万円となり、1~6月・累計としては16期ぶりに最高を更新した。

 12月通期の連結業績予想は、各利益を増額修正し、営業利益は従来予想を15.4%上回る75億円の見込み(前期比63.7%増)に見直した。33期ぶりに最高益を更新することになる。

 また、配当予想(期末のみ実施)は、株主還元方針を踏まえ、2023年12月期の予想を1株につき従来予想比7円増配し32円の予想へと修正した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る