
■4~6月の連結営業利益は約2倍に
イノベーションHD(イノベーションホールディングス)<3484>(東証プライム)は9月16日、続伸基調の相場となり、1094円(10円高)をつけた後も堅調に売買されている。飲食店を中心に店舗転貸借事業を展開し、不動産売買事業も行う。第1四半期(2025年4~6月)の連結売上高は前年同期比27%増加するなど業績は好調で、国土交通省が16日に発表した「基準地価」(2025年7月時点)が全用途平均で4年連続上昇し、東京圏では89.2%の地点が値上がりしたことを受けて注目が再燃する様子となっている。
4~6月は、引き続き個人・小規模飲食事業者の出店需要が旺盛で、これに対応した「好立地」「小規模」「居抜き」店舗物件を積極的に取り扱った。連結売上高は前年同期比27.1%増の48.16億円となり、営業利益は約2倍の5.54億円だった。「売上総利益の増加が、増員に伴う人件費等の販管費増加を上回り大幅な増益」(決算説明資料より)となった。今期・26年3月期の通期見通し・進捗状況については、「売上高は計画をやや上回る。利益面は大幅に上振れて推移」(同)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)