【株式市場】日経平均は269円高、高業績株に加え後場は海運、商社なども上げ大幅反発

◆日経平均は3万2473円65銭(269円32銭高)、TOPIXは2303.51ポイント(20.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億5395万株

 8月10日(木)後場の東京株式市場は、前場上げた観光関連株が引き続き活況高となり、日本航空<9201>(東証プライム)や三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は一段と強含み、みずほFG<8411>(東証プライム)や川崎汽船<9107>(東証プライム)など前場は静かだった銀行株や海運株、大手商社株も一段強い相場を見せた。日経平均は一段ジリ高で始まり、13時には上げ幅が200円を超え、中盤から1ドル144円に円安が進むと大引けにかけて一段高となり大幅に反発した。

 後場は、13時に四半期決算など発表したENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)が高下した後一段高となり、名村造船所<7014>(東証スタンダード)は四半期決算と円安が好感され朝方ストップ高で値がついたまま大引けまで買い気配。KNTホールディングス<9726>(東証スタンダード)は不祥事に絡む社長辞任や中国からの団体旅行再開が材料視され一段高。HANATOUR JAPAN<6561>(東証グロース)も一段高。和心<9271>(東証グロース)はほぼ終日ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は16億5395万株(前引けは8億6096万株)、売買代金は4兆1416億円(同2兆2374億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1340(前引けは1142)銘柄、値下がり銘柄数は441(同622)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、石油石炭、パルプ紙、不動産、輸送用機器、繊維製品、空運、倉庫運輸、保険、陸運、医薬品、化学、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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