クラレは2日ぶりに4年ぶりの高値を更新、業績堅調で増配、証券会社の目標株価引き上げも好感

■今期の年間配当を50円とし前期実績からは6円の増配に

 クラレ<3405>(東証プライム)は8月16日、再び上値を追う相場となり、1538.0円(66.5円高)まで上げて2日ぶりに2019年以来の高値を更新し、その後も40円高から50円高で売買されている。8月9日に第2四半期決算と増配などを発表済みで、16日は大和証券が目標株価を600円引き上げて1800円に見直したと伝えられており、買い安心感が強まった。

 増配の発表では、中期経営計画「PASSION2026」期間に、親会社株主に帰属する当期純利益に対する総還元性向35%以上、かつ1株につき年間配当金40円以上を基本方針として収益拡大を通じた株主還元の充実を図るとし、23年12月期の中間配当、期末配当予想を前回予想からそれぞれ1円増額し25円とした。年50円となり、前回予想から2円、前期実績からは6円の増配になる。また、株主還元方針として「自社株買い弾力的に実施」(決算説明資料)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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