参天製薬が高値を更新、全体相場が重く始まりディフェンシブ銘柄に注目する買いと好業績を買う動きが共鳴

■第1四半期決算では連結営業利益が通期予想の4割近くに達す

 参天製薬<4536>(東証プライム)は8月16日、一段と上げて始まり、取引開始後は1388.0円(27.0円高)をつけて2日ぶりに年初来の高値を更新している。業績が好調で、8月3日に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月、IFRS)では営業利益が前年同期比53.0%増加し、期初に開示した予想の39.8%に達したことなどが注目された。16日は、NYダウの361ドル安を受けて日経平均が273円安で始まったこともあり、薬品株などのディフェンシブ銘柄に注目する買いと好業績を買う動きが共鳴する形になっている。

 4~6月の連結営業利益は前年同期比53.0%増の127億50百万円となった。今期・24年3月期の連結業績予想は据え置き、営業利益は3億20百万円。通期予想には上振れ期待が出ている。(HC)

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