東京電力HDは3日ぶり反発、原発処理水、海洋放出後初の検査で「不検出」とされ買い安心感

株式市場 銘柄

■水産・漁業株も軒並み堅調、ただ中国で不買運動の可能性などには懸念も

 東京電力HD(東京電力ホールディングス)<9501>(東証プライム)は8月28日、3日ぶり反発基調で始まり、取引開始後は620.4円(12.0円高)まで上げて年初来の高値623.8円(2023年8月23日)に迫っている。原発処理水を海洋に放出してから初のトリチウム測定検査結果が「不検出」などと伝えられ、ひとまず買い安心感が出た様子になっている。

 「簡易検査で不検出、処理水放出後初、魚の『トリチウム濃度』分析」(日テレNEWS8月26日)などと伝えられた。これらを受け水産・漁業株も軒並み堅調に始まっている。ただ、処理水放出後は中国発信とみられる日本向け嫌がらせ電話や邦人学校への投石、が伝えられており、不買運動につながる可能性など、他銘柄への影響を懸念する様子はある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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