NECとNXHD、物流倉庫での搬送作業の効率性と安全性を向上させるフォークリフトの自律遠隔搬送ソリューションを共同開発

■人手不足解消や安全性向上など持続可能な物流の実現を目指す

 NEC(日本電気)<6701>(東証プライム)とNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)<9147>(東証プライム)は28日、2020年10月から開始した価値共創に向けた探索プロジェクトを通じて、物流における商品の運搬や積み下ろしなどフォークリフトを活用した倉庫内作業の効率性と安全性を向上させる自律遠隔搬送ソリューションを共同で開発したと発表。

 同ソリューションは、アクチュエータ、カメラ、センサなどを既製のフォークリフトに後付けすることで、シミュレーションによる状況に応じた搬送ルートの自動設計や安全性を確保したフォークリフトの自律遠隔搬送を可能とする。さらに、複数拠点にある複数台のフォークリフトを遠隔から少人数で集中管理できるようにすることで人手不足を解消し、安全性の向上など持続可能な物流の実現に貢献する。既製のフォークリフトに後付けすることで自律遠隔搬送を実現するソリューションは国内初となる。

 物流業界においては、少子高齢化による人口減少に加え、2024年のトラックドライバーに対する時間外労働規制の強化により、トラックドライバーや倉庫内スタッフなどの労働力不足が将来的に見込まれることから、障がい者雇用の拡大や物流の効率化が喫緊の課題となっている。

 NECは、顕在化する社会課題やお客様課題の解決を目指し、NECが保有するノウハウや技術などを集結させて、課題をスピーディかつ高品質に解決するDXオファリングの創出に、パートナーとの協業を通じて取り組んでいる。NECは本ソリューションを、2024年以降、NECが提供するDXプラットフォーム「NEC Digital Platform」へ搭載し、展開を目指していく。

 NXグループは、長期ビジョン実現のため「持続的成長と企業価値向上のためのサステナビリティ経営の確立」に向けてDXを推進しており、倉庫業務とオフィス業務の両面からオペレーションの改善や自動化を図ることで、物流事業の効率化に取り組んでいるNXグループは同ソリューションへの取組みを通じ、人とデジタルが調和した効率的かつ高品質な物流ソリューションを提供していく。

 今後両社は、NXHDの知見を活かしつつ、倉庫内での実証実験から得たフィードバックを反映させ、同ソリューションの早期事業化を目指していく。また、在庫管理や入出庫管理を含む倉庫管理システムとの連携を図ることで、棚卸管理まで含めて物流倉庫の自動化を推進していく。

 なお、同ソリューションは「国際物流総合展2023 第3回 INNOVATION EXPO」(会期:9/13(水)~15(金)、会場:東京ビッグサイト)において、NECおよびNXHDのブースで紹介する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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