扶桑薬が高値を更新、発行株数の3.88%規模の自社株買いを好感

株式市場 銘柄

■PBR0.5倍台のためPBR向上に向けた取組に期待強い

 扶桑薬品工業<4538>(東証プライム)は9月6日、5%高の2214円(100円高)で始まった後伸びきれないものの、午前11時にかけても2200円前後で売買され、一気に2022年7月以来の2200円台に進み一段高となっている。発行済株式総数の3.88%(自己株式を除く)に相当する34万株規模の自社株買いが好感されている。資本効率の向上を図るとともに経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的とした。同社株はPBR(株価純資産倍率)0.5倍台のため、引き続きPBR向上に向けた取組が期待されている。

 5日夕方、東証の『ToSTNeT-3』(自己株式立会外買付取引)を経由する自社株買いを発表し、取得上限株数を発行済株式総数の3.88%(自己株式を除く)の34万株規模とし、好感されている。買付は9月6日午前8時45分に委託。6日午前10時に30万6800株を取得と発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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