三井E&S・HDなど日経平均「除外」でも続伸、裁定取引の影響などから離脱できTOPIX型ファンドからは需要

■日経平均(225種)の銘柄入れ替え、除外の板硝子、松井証も続伸

 三井E&S・HD(三井E&Sホールディングス)<7003>(東証プライム)は9月6日、4日続伸基調となり、午前10時半にかけて6%高の574円(34円高)まで上げた後も570円台で売買され、今年5月につけた年初来の高値を約4か月ぶりに更新している。日経平均(225種)構成銘柄の定期入れ替えにともない10月初から「日本板硝子、三井E&S、松井証券を外す」(日本経済新聞9月5日付朝刊)と伝えられたが、発表日を含めて続伸。日本板硝子<5202>(東証プライム)、松井証券<8628>(東証プライム)も続伸している。

 要因としては、除外によって225型のファンドからは買い需要がなくなるものの、TOPIX(東証株価指数)は33年ぶりの高値水準を続伸しており、TOPIX型のファンドからは買い需要が増加する傾向にあることが言われている。また、225種構成銘柄には225先物やオプションとの間で行われる裁定取引による攪乱的な影響があるため、除外によってこの影響から離脱できること、これは個人投資家にとってけっこう重要な要因になるとみられること、なども言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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