【株式市場】日経平均は204円高、8日続伸、後場は半導体株や保険・証券など動意強める

◆日経平均は3万3241円02銭(204円26銭高)、TOPIXは2392.53ポイント(14.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し14億466万株

 9月6日(水)後場の東京株式市場は、やや物色に変化が見られ、朝方に高値を更新した鉄鋼、海運株が前引けにかけて値を消したまま一段軟調となった一方、前場は小高い程度だった東京エレク<8035>(東証プライム)は一段と上げて高値を更新など、値がさ半導体株の値動きが強まった。また、大和証券G本社<8601>(東証プライム)も一段と上げて始まるなど、証券株も強さをみせ、第一生命HD<8750>(東証プライム)も一段と強含んで推移。銀行株は前場の上げ幅を保ち強もみあい。日経平均は13時にかけて245円39銭高(3万3282円15銭)まで上げて前場の高値を上回り、以後は一進一退だったが大引けも上げ幅200円台で8日続伸となった。

 後場は、日経平均(225種)から除外になる三井E&Sホールディングス<7003>(東証プライム)が一段と上げて続伸幅を広げ、個人投資家にとってはデリバティブに振り回されにくくなるため歓迎との見方や売上高の連続拡大など評価の様子。リョービ<5851>(東証プライム)はEV車ボディの一体成型新技法への引き合い活発とされ一段と上げ高値更新。ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は前場一時ストップ高の後も上げ幅を保ち、ホンダFIレーシングカーチーム『レッドブル・ホンダ』のフェルスタッペン選手が第15戦イタリアGPで最長記録を更新する10連勝と伝えられ連想買いの見方。ホーブ<1382>(東証スタンダード)は苺の(いちご)市況高やコロナ後の需要増など言われて8月末から上値を試す相場に投機資金流入とされストップ高。Welby<4438>(東証グロース)はPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)プラットフォームとAndroidアプリ「ヘルスコネクト」との連携新機能への期待など言われ一時ストップ高。エクスモーション<4394>(東証グロース)は電通グループとの提携など材料視され一時ストップ高の急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し14億466万株(前引けは7億1556万株)、売買代金は3兆5433億円(同1兆8057億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は965(前引けは1007)銘柄、値下がり銘柄数は790(同738)銘柄。

 東証33業種別指数は24業種(前引けも24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、輸送用機器、鉱業、保険、石油石炭、銀行、その他金融、非鉄金属、電気機器、機械、繊維製品、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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