【銘柄フラッシュ】セルシードなど急伸し上場2日目の2銘柄はストップ高

銘柄

 3日は、上場2日目のベステラ<1433>(東マ)STUDIOUS(ステュディオス)<3415>(東マ)がともにストップ高となり、中国の株式市場が抗日記念日の祝日で3、4日と休場のため外部環境の不透明感を直接は受けにくい「初モノ人気」銘柄として活況高となった。

 ディフェンシブ性のある銘柄を選別買いする動きも強く、科研製薬<4521>(東1)は薬品株の中でも業績が良く値幅妙味も強いとされて10.0%高と急伸し、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東1)はクレディスイス証券による目標株価の引き上げが伝えられて国際的な旅客機増加に対応して航空機向け素材を増産との8月下旬の報道などが蒸し返されて12.7%高となり、日本金属<5491>(東1)は引き続き消費電力を大幅に低減させる極薄鋼板などを材料に15.8%高と急伸。サカイ引越センター<9039>(東1)は秋の引越しシーズンに期待とされて6.0%高となり約1カ月ぶりに上場来の高値を更新。「婚活」支援のIBJ<6071>(東1)も8.0%高と出直った。

 OATアグリオ<4979>(東2)は野菜の生育不良や天候不順などが思惑買いを呼んだようで7.3%高、イムラ封筒<3955>(東2)は大阪の知事選、市長選や維新の党などの団体の分裂で封書需要に思惑が強まり4.4%高。santec<6777>(JQS)は医療機器事業への進出などが好感されて20.5%ストップ高となり、セルシード<7776>(JQG)は細胞培養シートなどで知られ、テルモ<4543>(東1)が細胞をシート状に培養した心臓シートの承認を得たと伝えられて連想が働き16.2%ストップ高。テルモは1.6%高。ITBook<3742>(東マ)は改正マイナンバー法が衆議院で可決成立と伝わり13.6%高。VOYAGEGROUP<3688>(東マ)は8日の売買から東証1部に昇格することなどが材料視されて8.9%高だった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る