【株式市場】大手銀行株の上値重く「マイナス金利」の副作用測り日経平均は反落

株式

◆日経平均の終値は1万7750円68銭(114円55銭安)、TOPIXは1452.04ポイント(10.63ポイント安)、出来高概算(東証1部)は27億7148万株

チャート13 2日後場の東京株式市場は、円相場が引き続き小反発のまま推移した上、久々に反発した三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が14時頃から再び軟化するなど、大手銀行株が日銀の「マイナス金利」政策の影響を読みきれない展開となった。このため、日経平均も再び下げ幅を100円台に広げて小動きとなり3日ぶりに反落。前引けは堅調だった東証2部指数、日経JASDAQ平均も小安くなった半面、マザーズ指数は堅調で5日続伸となった。

 後場は、三菱電機<6503>(東1)が13時過ぎの四半期決算発表を好感して一気に堅調相場に転換し、日新製糖<2117>(東1)は株式分割も発表したことなどで急伸。アキュセラインク<4589>(東マ)は今年夏頃にも有力新薬候補の臨床試験結果が出る見通しとされてストップ高。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)はニュージーランドでの特許取得などが材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は27億7148万株(前引けは13億1395万株)、売買代金は2兆9464億円(同1兆3428億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は606(同850)銘柄、値下がり銘柄数は1246(同968)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、電力・ガス、陸運、精密機器、水産・農林、空運、食料品、などとなった。

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