【株式市場】日経平均は384円安、後場一時478円安まで下押したが持ち直す

◆日経平均は3万2606円84銭(384円24銭安)、TOPIXは2359.02ポイント(24.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出にともなう売買が前場に上乗せされ16億3807万株

 9月8日(金)後場の東京株式市場は、引き続き為替介入への警戒感が漂い、トヨタ<7203>(東証プライム)は13時頃から前場の安値を割り込んで推移するなど主力株が重く、ソニーG<6758>(東証プライム)も14時頃まで一段ジリ安。連日高値を更新してきた三菱重<7011>(東証プライム)も反落推移となった。材料株が個別に買われ、極洋<1301>(東証プライム)は最高益含みの業績や北米拡大などで一段ジリ高。ハブ<3030>(東証プライム)はラグビーW杯の開幕に期待と次第高。日経平均は徐々に前場の安値を割り、14時頃にかけて478円28銭(3万2512円80銭)間で下押したが、大引けは下げ幅を300円台に戻して2日続落となった。

 後場は、ラグビーW杯(フランス大会)の最高位スポンサーとのことでアサヒグループホールディングス<2502>(東証プライム)が小高いまま堅調に推移。屋根瓦の新東<5380>(東証スタンダード)は住宅大手の新耐震木造工法発表と歩調を合わせて動意活発とされ2日連続ストップ高。セルシード<7776>(東証グロース)は『同種軟骨細胞シート』2023年中の治験開始に期待強く一段高。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ算出分が前場に上乗せされ16億3807万株(前引けは9億7959万株)、売買代金は4兆573億円(同2兆4908億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は277(前引けは407)銘柄、値下がり銘柄数は1508(同1344)銘柄。

 東証33業種別指数は3業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、証券商品先物、電力ガス、石油石炭、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る