【株式市場】日経平均は308円高、反発、円高おさまり中国株の堅調も支援

◆日経平均は3万2776円37銭(308円61銭高)、TOPIXは2379.91ポイント(19.43ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり13億6823万株

 9月12日(火)後場の東京株式市場は、中国の不動産大手の社債償還が延長になり当面の不安が後退とされ、円安基調も続いたため、日産自<7201>(東証プライム)が一段高など自動車株の上げが強まり、東京エレク<8035>(東証プライム)も一段ジリ高など、前場重かった銘柄の中に上げる銘柄が増えた。前引けにかけて軟化した三井住友FG<8316>(東証プライム)が再び上げるなど銀行株、保険株も強い。日経平均は一段強含んで始まり、13時頃に前場の高値を上回り、一進一退の後14時半頃から上げ幅を300円台に広げて大引けは大幅反発となった。

 正栄食品工業<8079>(東証プライム)が前場上げたまま6年ぶりの5000円台で推移し通期業績予想の増額修正など好感。リズム<7769>(東証プライム)は一段と上げ中国景気への警戒一服し終盤一段強調。Speee<4499>(東証スタンダード)は朝から大引けまでストップ高気配を続け新会社設立など材料視。丸千代山岡家<3399>(東証スタンダード)は業績予想の大幅増額が好感され上場来の高値。AeroEdgi<7409>(東証グロース)は一段高となり米欧出のドローン生産拡大など材料視。アドベンチャー<6030>(東証グロース)はレンタカー事業での連携や旅工房の10月子会社化など言われ活況高。

 12日新規上場となったライズ・コンサルティング・グループ<9168>(東証グロース)は朝の取引開始と同時に850円(公開価格も850円)で初値をつけ、高値は前場の896円、後場は小動きに終始し大引けは859円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢で13億6823万株(前引けは7億2702万株)、売買代金は3兆3838億円(同1兆7731億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1392(前引けは1202)銘柄、値下がり銘柄数は389(同566)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、ゴム製品、不動産、医薬品、精密機器、繊維製品、非鉄金属、情報通信、水産農林、海運、パルプ紙、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る