カネカ、生分解性人工芝がバンテリンドーム、ナゴヤに初採用

■ミズノと共同開発、環境配慮型素材を大型スタジアムに導入

 カネカ<4118>(東証プライム)は2月9日、同社の生分解性バイオポリマー「Green Planet」を使用したミズノ<8022>(東証プライム)の人工芝が、バンテリンドーム ナゴヤのウォーニングゾーンに採用されたと発表した。生分解性人工芝がスポーツ施設に採用されるのは世界で初めてであり、環境配慮型素材の実用化が大型スタジアムで進んだ形だ。

 Green Planetは、石油資源に依存しない100%バイオマス由来の生分解性バイオポリマーで、土壌中だけでなく海水中でもCO2と水に分解される特性を持つ。人工芝の摩耗によって生じる破片が海洋へ流出し、マイクロプラスチックとなる課題を背景に、カネカは人工芝分野の技術知見を持つミズノと協力し、一般的な人工芝に近い質感と高い耐久性を備えた屋内型スポーツ用の生分解性人工芝を2025年6月に共同開発した。人工芝葉には90%以上のバイオマス由来樹脂を使用し、石油由来製品と比べてCO2排出量の低減が可能だ。

 今回の採用は、バンテリンドーム ナゴヤの改修に合わせて決定された。生分解性やバイオマス由来という環境面の特長に加え、競技時の安全性や耐久性、クッション特性が評価された。カネカは今後も、サステナブルなスポーツ設備の普及を通じ、地球環境の保護と人々の健康増進への貢献を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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