20日上場の独立系投資会社インテグラルは公開価格と同じ2400円をはさんで売買活発

株式市場 IPO 鐘

■期間内の投資回収が大前提の一般的ファンドとは一線を画す

 9月20日新規上場となったインテグラル<5842>(東証グロース)は、午前9時の取引開始とほぼ同時に2400円(公開価格も2400円)で売買が成立して初値がつき、その後は2420円から2244円の間で売買され、11時を過ぎては2350円前後で推移している。

 日本国内の上場企業・未公開企業等を対象に投資し、投資家に優れたリターンを提供することを目指す独立系プライベートエクイティ投資会社。「海外の親会社や特定の金融系列に属さない日本の独立系の投資会社であり、メンバーは全員日本で活動するプロフェッショナル」(同社ホームページより)とし、「常に『経営と同じ目線・時間軸』を持って、長期的な事業の成長を第一に考え」、「期間内の投資回収が大前提である一般的な投資ファンドとは異なる投資モデルを追求」している。創業は2007年9月。

 業績見通しについては、株式市場や金利等の市場環境、投資及び売却の機会等による影響を大きく受けること、などのため予想を行っていないが、2023年12月期・第2四半期の連結業績(2023年1月~6月、IFRS)は、収益が63億97百万円(前年同期の3.6倍)、税引前利益が50億47百万円(同9.5倍)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は35億08百万円(同9.7倍)だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る